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こんにちは!カスタマーサクセスグループの鈴木です。
4月20日(水)に開催した内容を皆さまに「おすそ分け」いたします✨
今回は、小売業、建築・不動産業と、サービス業(人材派遣、ウェブ制作、美容関連)の運用担当者の皆さまにご参加いただきました。今回は、「自分で喋りながら、こうすればいいのかという、気付きもありました」(小売業)という感想が印象的でした👀
「聴くこと」での学びと合わせて、「話すこと」での気づきがあるのは「あしたのコミュニティ」ならでは☺
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました!
記事からご覧の皆さまも、ぜひ気になる質問を見ていってください。
記事に出てくる用語解説! ~行動目標の「付与型」「自己設定型」とは?~
・【付与型】会社側が評点の尺度を決めて付与する行動目標
・【自己設定型】自分で行動目標を設定する行動目標
「数値目標がない社員(非営業)」の行動目標ってどうしている?
どの企業さまも深くお悩みの部分だからこそ、出だしから白熱した話し合いになりました👀今回は2社をピックアップ!
社員に行動目標を「自己設定」させたところ、目標が甘くなってしまったので、今は全て会社側が設定する「付与型」項目で対応しています。(小売業)
ふむふむ!今は会社から行動目標を指定する「付与型」で対応しているんですね。
ここでのポイントは、付与型にして「おしまい」ではないという事。
この担当者様は、今後、社員の皆さまが目標を書けるように、まずは「この仕事ならここまでやってほしい」を伝えて、適切な基準を社員が思い描けるようにご指導されているそうです。
付与型として目標が決まっていても、一人ひとりにより具体的にイメージを共有することで、”今後”、社員が自分で目標を描けるようにサポートしているんですね✨
私の会社も「付与型」を使っています。そして、甘辛是正のために、そもそもの4段階尺度を厳しめにつけていることと、1点と4点の項目については、上長にその理由をコメントとして記載するように指示しています。(サービス業)
ふむふむ!実際、3点や4点はややもすると評価の高騰に繋がってしまうため、被評価者と評価者の両方に評点の理由をコメントさせている方は結構多いんです☺
💡ここで、うまく運用している運用担当者が気にしているポイントをご紹介します。それは…👀
全体の評点から甘辛を比較できる担当者と違って、評価者の方は自分の評価しか見えていないので、「自分の評価は甘いのか、辛いのか?」は分からないし、気づけない場合が多いということ。
だから、結果が出そろったら、全社員分の4点のコメントを並べて、経営層で「コレは妥当か?」について話し合う企業様もいらっしゃいます。
ここでサービス業(美容関係)の企業様より、「普通は横並びで評価を確認しないのか」とご質問いただきました。
私の会社は、以前別の評価制度を入れており、その際に各店長たちも集めて、つけた評価について話し合っていました。ただ「この点数はどうなんだ」というやり取りでギクシャクしたこともあり、今は経営層だけで確認しています。(サービス業)
素晴らしい目線ですね!あしたのチームとしてもその流れがいいと思います✨
この評価者同士で、「評点について話し合う」際のポイントは、参加者に「経営の目線」があるかどうか。
あまり目線を下げすぎてしまうと、この企業様のご経験通り、ギクシャクしてしまうことが想定されるため、実施される場合は、経営の目線がある部長クラスの方同士で実施する企業様が多いです。
ちなみに、評価を納得あるものにするために、評価ではなく、目標設定を全社員分並べて確認している企業様もいらっしゃいます。
こちらは「どこまでやり切るか」という企業様の優先度によりますが、「人が多すぎて無理…」という企業様は、いつも評点が甘めの方・辛めの方をピックアップして、その人たちの目標から見てみるというのもいいかもしれません。
💡運用担当者へあわせて知ってほしい、よくある誤解
売上などの数値目標を持たないという事で、「数値に繋がる行動の目標が立てられない」という誤解がよくありますが、どのお仕事も会社が数値を上げるためには必要なお仕事です。
(例:経理の方が請求書を適切に対応できないと会社の売上は立たない)
そのため、運用担当者から社員へ、「どの方の仕事も会社の数値にはつながっている」という事実を伝えていただくだけでも、社員や評価者の方の視野が広がり、目標設定がうまくいくきっかけになります。
ぜひ、同じようなお悩みがある方は、一度、意識して周知してみてください✨
いや~、かいつまんでも長くなってしまいましたね。(笑)
要は、「自己設定」と「付与型」のどちらが適切か検討する事や、具体的な数値目標がなくても会社の成長(数値)に繋がっていることを運用担当者から発信してみる💡ということがポイントというお話でした。☺
是非いろいろな企業様の意見をお伺いできればと思いますので、同じお悩みをお持ちの方も、逆に「私のところこれでうまくいったけどな~」というお宝意見を持っている企業様も、ぜひお気軽に、次回ご参加くださいませ🎉
評価者を育てたい…評価者の教育で何かやっていることってある?
こちらに関しては、皆さま、同じように頭を悩ませている部分だったご様子。
こちらのお話の中からは2社をピックアップ!
社員同士がなかなか会えないため、普段はラインやメールでの対応が多くなります。そのため、半年に1度くらいのペースで評価者の研修のようなものをやっています。(建設・工事業)あしたのチームの担当者から店長や上長に向けて「その目標は胸を張って給与が上げられるのか」など話をしてもらったり、不定期ですが評価者を集めて評価者同士でコミュニケーションを取れる機会を作っています。(サービス業)
ここでのポイントは2つ。
1つ目は「評価者の研修」という学びの場を作ること。
2つ目は「評価者同士のコミュニケーション」を取れる場を作ることで気づきを与えているということ。
皆さまの会社ではいかがでしょうか。
ちなみに、前回の会でも自社の研修内容にオンラインサロンの内容を活用いただいているというお話いただいておりました。
リンクあしたのコミュニティ 3月23日開催レポートを確認してみよう!
こういうお悩みは、自社内でなかなか相談しづらいですよね。
今回のご質問には、回答をお持ちの企業様も、そうでない企業様もいらっしゃいましたが、「自社はこういう状況でして…」というお話だけでも、「分かる~」と聞こえてきそうなくらい、皆さまが頷いていて、とても温かい雰囲気でした。
一人でお悩みになることが多い運用担当者様にとって、このコミュニティは誰かと相談しあえたり、新たな気付きを得たり、安心感に繋がる場所になっていました。
もし「行き詰った…」「一人で考えるのしんどい」と感じられている方は、ぜひ自分のやっていることを見つめる機会としても「あしたのコミュニティ」をご活用いただければ幸いです✨
皆さまのご参加お待ちしております☺
クラウド使いたくてもPCが全社員ない…何か対応策はある?
こちらは、製造業の企業様に多いお悩みですね。企業様によっては非常に悩ましい部分かと思います。
今回のお話の中ではPCを持たれていない企業様では、
うちは、PCは全社員分ないですが、代わりにiPadがあるのでそちらで対応しています。(サービス業)
という回答となりました。
あしたのチームからも、よくある事例として、全社員がPCで対応できるように使用の流れを社内で決めたり、携帯なども使って対応していることをお伝えいたしました。
※ただし、携帯に関しては、社用携帯ではなく私用携帯だった場合には、「通信料はどうなるのか」など社員様から意見も上がりやすいので、ご注意ください。
自社内での優先度や費用感と合わせて考えていただく部分のため、悩ましいですよね。とはいえ、このような答えに困る問題を相談できる場としても、今後もあしたのコミュニティは使えるかもしれません。
外国人の行動目標設定が添削でいつも引っ掛かる…この負担避けられない?
こちらは、外国の方の目標がAI添削に引っ掛かり続けて、目標設定が大変になってしまうというお悩みです。とはいえ、外国の方に関わらず、「AI添削し続けられるのが負担で困っている」という方もいらっしゃるのでは?
今回ご参加の企業様の中では、外国の方がいらっしゃる企業様はいなかったので、あしたのチームから事例を上げさせていただきました。
まず、そもそも外国の方の行動目標については対応が2つあります。
1つ目は、上長がその方の目標を代筆すること。
2つ目は行動目標を立てなくていいように付与型に変えてしまうことです。
そしてもう一つ豆知識!AI添削の面から…
皆さま、AI添削には種類がある…というのをご存じでしょうか?
AI添削には、色々な種類がございます。今回はその実施のタイミングについてご案内いたしました。
AI添削には、「初回の承認依頼時のみ」添削を行うパターンと「承認依頼時に毎回」添削を行うパターンがあります。そのため、もし社員様が「毎回修正されることに負担を感じられて運用が大変」ということであれば、「初回の承認依頼時のみ」に変更するのもいいかもしれません☺
※こちらを設定されたい場合は、あしたのチームへお問い合わせください。
また、今回実施の内容を通して、オンラインサロンの運営者として内省もいたしました。
「評点のつけ方」や「目標設定の仕方」など、皆さまがお悩みの部分をオンラインサロンで実施しているのにも関わらず、うまく周知しきれていないと実感いたしました。
今後は、そちらも改善していけるようにいたします✨
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の皆さまのご参加を心よりお待ちしておいります✨
この記事を書いた人
カスタマーサクセスグループすずき
あしたのオンラインサロンの登壇など、お客様の成功を支援しています。クラウドの操作方法だけでなく、中間評価・目標の設定方法など「わかりやすくをモットー」に情報を発信しています。