インターネットやクラウドサービスの普及、スマートフォンやタブレットなどの新しいデバイスの活用、IoTや人工知能(AI)による新たなデータの収集と分析などテクノロジーの目覚ましい技術革新によって、HR領域も変化の最中にあります。
今回はHRテックによって企業人事がどう変わるのかをご紹介いたします。
HRテックで変わる企業人事
労働人口の著しい減少によって人材獲得が激化し、限られた人材で労働生産性を上げなければならなくなりました。一方で、テクノロジーの急速な進化の真っ只中にいるため、人事分野においてもテクノロジーによって大きな変化が訪れています。
そんなHRテック(人事×テクノロジー)によって昨今、変革が目立つものとして以下の3つのポイントがあります。
1.HRテックによる人材採用
人材募集の場合、どの企業も大学などの学校への募集や企業説明会、求人雑誌や求人サイトなどで募集をかけます。しかし、さらにもっと広く求人情報を拡散し、より企業を理解してもらうにはSNSの活用が効果的です。
企業用のSNSに募集ページのURLを貼り付けるだけでも多くの人が気軽に情報を見ることができ、また、情報を拡散しやすい状態になります。
さらにはAIによるチャットボットを用意することで、よくある質問は24時間いつでも回答が可能になります。
そして面接の段階では、一般的には企業が指定した日時に応募者を集めて直滅面接を行なっていますが、必ずしもオフィスに来てもらう必要があるわけではありません。昨今はパソコンやスマホのカメラを使用したビデオ会議機能によってリモート面接が可能です。
このようにSNSやビデオ会議アプリ、AIチャットボットの活用により、人事担当者と応募者の双方が情報の配信や収集に時間をかけずに済みます。
また、AIによってエントリーシートの振り分けや、面接時の表情や話し言葉、動作などをデータ化して分析することも可能で、面接官の経験や不明確な感覚による判断をなくし、データの分析と活用による公平な判断が可能となり、意思決定の精度を向上させます。
2.HRテックによる離職対策
クラウドサービスによって日々の勤務情報や、社内SNSなどのコミュニケーション情報、定期的なサーベイ情報などのデータの蓄積と分析、エンゲージメントやメンタルヘルス、モチベーションなどのチェックが容易に行えるようになり、早期退職の可能性をも割り出すことが可能になりました。
そのような可能性のある従業員に対し、早めに残業時間のコントロールや、仕事上のフォローなどによって、離職を防ぐことができます。
3.HRテックによる人材・組織開発
履歴書や研修の受講実績、人事考課や配属履歴、スキルといった従業員個々の情報をクラウドに一元管理することで、人事だけが持っていた人事情報を、各部署のマネージャーにも開示することができるようになります。
加えてAIでデータ分析を行うことで、人間の主観に左右されない評価の実現と、横断的な人材配置、意思決定の精度とスピードの向上やそれによる戦略的な人材開発や人事配置などが可能になるなど、高度なタレントマネジメントを行うことができます。
また、様々な社内データを一元管理することで業務遂行能力の高い「ハイパフォーマー」な従業員の行動や思考の特性を見極め、教育やキャリア開発、人事評価にも活用するコンピテンシーもHRテックによって実現しやすいものになります。
人間が行うアナログな人事変革
HRテックは省力化と業務効率化をもたらし、今まで不可能だったデータの収集や分析も行えるようになるなど、企業人事に変革をもたらします。しかし、HRテックの価値はそれだけではありません。
HRテックのツールやプログラムによって余剰時間が発生し、その時間を使って人間でしか対応できない本質的な課題解決にあたることができるなど、人間によるアナログな人事変革もHRテックの価値と言えます。
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