仕事をしていく上で、重要になってくるのがコンプライアンスです。いくらお客さんに喜んでもらって、たくさんの利益を上げられても、コンプライアンスが守られていなければ意味はありません。ここでは、コンプライアンスの例や徹底させるための方法を紹介していきます。
企業におけるコンプライアンスとは
企業におけるコンプライアンスとは、法令順守としての意味で使用される言葉です。企業が利益を上げていくうえで、従業員や顧客を守るためのものや、自然環境や市場を守るために必要とされています。企業は、利益が上がらなければ存続することはできません。
また、利益や売り上げが上がっていることが一つのステータスになります。その中でも、売り上げや利益のために、ないがしろにされがちなのがコンプライアンスです。
コンプライアンスの種類と例
コンプライアンスと一口にいってもさまざまな種類があります。どのような例があるのかを確認し、自身の仕事と照らし合わせて確認していきましょう。
法として拘束力のある規則、社内規範
法律で決められているものや、会社内でも破ると法に触れてしまうようなルールをいいます。深夜の自宅訪問や、会社のお金を使い込む横領などが例です。
直接法律に触れてしまうため、もし破ってしまえば、降格や懲戒免職、企業であれば業務停止処分などを受ける可能性があります。
業務マニュアルなどの倫理規範
モノづくりの工程や、意思決定の順番など、社名で決められたルールのことをいいます。守らなかったからといって法律違反にはなりませんが、社内ルール違反としてマイナス評価や、降格などにつながる可能性があるでしょう。
人間としての道徳規範
あいさつをすることや、ごみはゴミ箱に捨てるなどの人として当たり前の倫理的な部分のことをいいます。特に明確化されたルールがあることはあまりないので、一人ひとりに委ねられる部分が多いのが道徳規範です。
あくまで道徳的規範ですので、破ったからといって罰則があるわけではありません。しかし、人間がコミュニケーションをとっていくうえで、守って当たり前の部分のため、守らなければ信頼されることはないでしょう。
コンプライアンスを徹底させるには?
コンプライアンスを守ることは重要ですが、「徹底させるにはどうすればよいか」という疑問も出てくるのではないでしょうか。
ここでは、コンプライアンスを守るための方法を紹介していきます。ビジネスパーソンが個人で順守するのはもちろん、社員一人ひとりが守れるようにルールを整備することが重要です。
コンプライアンス基準の明確化
社内ルールや道徳規範などを、明確に記載することにより守らせる方法です。法的な拘束力のないルールや、忘れてしまいがちな分かりにくい社内ルールなどを誰もが再確認できるように掲示したり、配布したりすると良いでしょう。
また、社内ルールなどを明確にして共有することで、社員同士でも互いにルール確認することができるようになり、お互いの動き方がわかることで、業務の効率化にもつながります。
コンプライアンス研修を行う
時間をとってコンプライアンスの研修を行うことで、再確認や重要性を伝える方法です。何かの研修のついでで行うのではなく、コンプライアンスの研修として行いましょう。
自社の人間だけで伝えることが難しいようであれば、法律の専門家などのコンプライアンスに詳しい外部の人間を招いて講演会などを行うのも良いかもしれません。
コンプライアンスはトップから新入社員まで守るもの
コンプライアンスは新人、先輩関係なく守るものです。長い間企業に勤めていると、自分なりのルールや仕事のやり方が出てきてしまい、ついついコンプライアンスを破ってしまいがちです。
そういったうっかりコンプライアンスを破ってしまう社員が出ないように、ルールを明確化して順守していきましょう。
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