人事評価クラウドとは?経営者・人事担当者の声から見えたその効果と実態

(写真=metamorworks/iStock)

人事評価業務は、個人の直近での目標と成果の評価だけでなく、過去の評価や全体予算とのバランスなど、様々な情報を加味しながら行われるため、公正に評価しようとすればするほどに工数・コストがかかってしまいます。

生産性向上が求められる現代、すでに労務・会計業務に関しては、工数・コストをWebサービスやクラウドシステムで削減することは、今や当然になりつつあります。

では人事評価業務はどうでしょうか?
実際に人事評価業務をクラウド化した企業の声から、その効果が見えてきました。


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人事評価クラウドとは?

人事評価制度の適正化・効率化をクラウド化で実現

まずはじめに、人事評価クラウドとは何か、をおさらいしておきましょう。
人事評価クラウドとは、人事評価システムとも呼ばれるクラウドサービスのことで、 提供各社のサービスによって得意な分野、特徴は様々となっています。

煩雑な社員情報の管理や把握、タレントマネジメント、人事評価制度の運用の工数削減などを謳っており、従業員の評価や育成に欠かせない、経営・組織戦略においても極めて重要な人事評価業務、および人事評価制度の適正化、効率的を実現すると言われています。

人事評価クラウドの特徴

従来型の人事評価ツールでは実現不可能。
クラウドならではの機能

Excelや紙ベースの従来型管理では実現できない、人事評価クラウドの特徴による期待効果の一部を、あしたのチームの人事評価クラウド「コンピテンシークラウド®」から下記に抜粋しています。

人事評価クラウドの効果一例【コンピテンシークラウド®】

評価業務の効率化

紙・Excelで管理していた情報をWeb上で見える化し、一元管理できます。
使用端末もPC・タブレット・スマホに対応し、いつでもログインが可能。
期日管理や評価の取りまとめ、分析もボタンひとつで完結します。

あらゆる人事評価シートへの対応

評価軸、ウェイト設定、中間レビュー、評価尺度、難易度、コメント欄など、
現在の運用にあわせてカスタマイズし、あらゆる評価シートの作成が可能。
また、自由度の高い権限の設定も可能なので、多様な運用が実現できます。
作成した評価シートの共有・閲覧もWeb上で簡潔に行なえます。

人事評価データの活用・分析

評価項目ごとの評点や合計評点など、画面上での閲覧・可視化し、
評価の完了から査定までをスピーディーに行えます。

また、それだけではなく、そのデータをダウンロードすることにも対応。
目標設定、評価の履歴、面談結果、個人の振り返りなどの評価プロセスを蓄積し、それをもとに分析することも可能です。

クラウド化に対する人事責任者の声

調査から見えた、人事評価クラウドの実態。

では、実際に人事評価制度を担当している経営者・人事責任者は、自社の人事評価をどう運用し、何に課題を感じているのでしょうか。そして、人事評価クラウドについてどう考えているのでしょうか。実際に人事評価業務をクラウド化した企業の声も含め、その調査結果を見ていきましょう。

調査の方法:インターネット調査(あしたのチーム)
調査対象者:全国の従業員数2人以上1,000人未満で人事評価制度を導入している企業の経営者・人事責任者、評価者
(部下の人事評価をすることがある正社員)、20歳~59歳の男女
有効回答数:400人(経営者:126人、人事責任者:74人、評価者:200人)
調査実施日:2019年8月22日(木)~2019年8月26日(月)

人事評価制度の課題と運用ツール

6割以上の企業がExcel、紙ベースの従来型管理。

まずは経営者・人事担当者が自社の人事評価制度のどのような事に課題を感じているのか、そして、どんなツールで運用しているのかを見てみましょう。

自社の人事評価制度の課題

(複数回答)n=400 経営者・人事責任者 n=200、評価者n=200

人事評価制度の課題を聞いたところ、51.0%で最多となった「評価者により評価に差が出る」などの評価そのものへの課題と、「個人の等級などの時系列での管理が困難」などといった、運用上の管理に対する両軸で課題が見られました。

人事評価制度を運用しているツール

(単数回答)n=400 経営者・人事責任者 n=200、評価者n=200 ※複数の方法を用いて運用を行っている場合は主として用いているものを回答。

運用ツールとして最も回答割合が多いのは「Excelなどの一般的なソフトウェア」で43.8%。次いで「紙ベースの評価シート」22.0%となり、合計するとExcel、紙ベースの評価シートといった従来型のアナログな管理方法をしている企業が65.8%と未だに多いようです。

「WEBアプリ等のクラウドシステム」、いわゆる人事評価クラウドの利用割合は15.3%でした。

人事評価クラウドを検討する理由

人事評価クラウド未導入も、実は興味関心を持っている
経営者・人事担当者は6割以上!その理由とは?

様々な課題が多い人事評価ですが、経営者・人事担当者は現状の運用方法に満足しているのでしょうか。先程の「運用しているツール」の調査で「WEBアプリ等のクラウドシステム」以外の方法で運用していると回答した方に向けて、クラウドでの運用に興味・関心があるかを聞きました。

人事評価クラウドの利用への興味・関心

(複数回答)n=339 経営者・人事責任者 n=168、評価者n=171 【人事評価制度を運用しているツール】で「WEBアプリ等のクラウドシステム」以外の方法で運用していると回答した方が対象。

興味・関心がある方の割合は63.1%。その内訳は「既に今後クラウドシステムに移行することが決まっている」4.2%、「興味・関心がありクラウドシステムに移行したいと考えている」46.3%、「興味・関心があるがクラウドシステムへの移行は考えていない」49.5%となりました。

未導入の企業でも興味を持つ方が多いクラウド。その理由を見てみましょう。

人事評価クラウドを導入したい理由

(複数回答)n=108経営者・人事責任者 n=58、評価者n=50

同率1位は「評価者による評価のばらつきをなくしたい」・「人事評価に関する情報管理を簡潔にしたい」57.4%となりました。

特に経営者・人事責任者が多く回答しています。
前述の【自社の人事評価制度で課題に感じていること】で最も多く回答された「評価者により評価に差が出る」という課題に対し、人事評価クラウドのメリットの一つである、評価シートの共有・閲覧がしやすくなることにより、偏りや不公平さを改善できると期待する方が多いのかもしれません。

人事評価クラウド導入による効果

人事評価クラウド導入企業の約9割が
課題を解決、効果を実感。何が、どう変わった?

では、実際に人事評価制度をクラウド化した企業は、その効果をどのように感じているのでしょうか。【人事評価制度を運用しているツール】で「WEBアプリ等のクラウドシステム」と回答した方の声を見てみましょう。

人事評価クラウド導入による課題解決・改善

(単数回答)n=61 経営者・人事責任者 n=32、評価者n=29 【人事評価制度を運用しているツール】で「WEBアプリ等のクラウドシステム」と回答した方が対象。

人事評価制度に関する課題の解決や改善ができたかを聞いた結果、88.5%が「できた」と回答。
ほとんどの方が導入後に効果を感じているようです。一体、どのような効果を感じているのでしょうか。

人事評価クラウドの導入で改善・解決できたこと

(複数回答)n=54経営者・人事責任者 n=27、評価者n=27

クラウドシステムを用いて人事評価制度を運用することで課題の解決や改善が「できた」と回答した方に、解決や改善ができた内容を聞きました。

その結果、1位「人事評価にかかる時間を短縮できた」40.7%、同率2位「人事評価に関する情報管理がしやすくなった」・「予算に対する昇給降給の管理がしやすくなった」38.9%となりました。

クラウド化することにより、人事評価そのものの公平性の実現、工数の削減の両軸で効果を発揮する事が分かります。

人事評価もクラウド化の時代へ

人事評価クラウド導入した企業の多くが課題を解決。
今後、人事評価のクラウド化は拡大していくと予想される。

働き方改革で労働時間削減やあらゆる業務の生産性向上が求められる中、人事評価クラウドに移行した企業では、人事評価にかかる時間を短縮できたり情報管理がしやすくなったりなど、人事評価業務の効率化ができているようです。

また、未導入企業においても人事評価クラウドに興味がある企業の割合は6割以上となっており、今後人事評価制度のクラウド化が拡大していくかもしれません。

働き方改革の一環として、人事評価クラウドの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

人事評価クラウド調査eBook

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【アンケート内容】
Q1. 自社の人事評価制度で課題に感じていること
Q2. 現在、人事評価制度を運用しているツール
Q3. 人事評価クラウドの利用の興味・関心
Q4. 人事評価クラウドシステムを利用したい理由
Q5. 人事評価クラウドを導入して解決・改善ができたか?
Q6. 人事評価クラウドを導入して解決・改善できたこと


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