1on1とは上司と部下の対話の場!やり方や話すことがない時の工夫、面談との違いを解説

多くの企業では業務の忙しさから、上司と部下の十分なコミュニケーションが難しくなることも少なくありません。組織をまとめる上司にとって、部下が業務をスムーズに遂行できるように、モチベーションの向上やキャリアサポートが重要な役割の1つです。

そこで本記事では、LINEヤフー株式会社やパナソニックなどの大企業も導入している「1on1ミーティング」について詳しく解説します。記事の後半では、1on1ミーティングの進め方や導入企業の成功事例も紹介しているので、ぜひ活用してください。

現在、過去4,000社の人事制度構築・人材評価の運用支援を行ってきた経験をもとに作った人事評価シートを配布しております。
  • コンピテンシーとKPIの活用法
  • 絶対評価による透明性の向上
  • 目標達成による査定と評価ランクの仕組み

という企業様はぜひ資料をご活用ください。
30秒で資料をダウンロードできます。

1on1とは?

1on1とはを示した画像

1on1とは、上司が部下一人ひとりと行うミーティングのことです。部下の成長やキャリアのサポート、モチベーションの向上を目的としており、信頼関係を築きながら個々の能力を引き出せる特徴があります。

また、1on1は部下の主体性を育む機会にもなります。上司が一方的に話すのではなく、部下の意見や考えを尊重しながら対話を進めることが重要です。 

単なる雑談にならないよう目的を明確にし、戦略的に活用することで、より効果的なミーティングへとつなげましょう。

1on1と人事評価面談の違い

1on1ミーティングと人事評価面談は「上司と部下の対話の場」として意味合いは同じですが、目的や進め方には以下のような違いがあります。

手法詳細
1on1ミーティング・部下の成長や課題解決を目的とした対話の場
・定期的に行われる
・上司は聞き役に回り、適切なフィードバックやアドバイスを行う
・評価や査定には直接関係しない
人事評価面談・会社の評価制度に基づき、部下の成果や行動を評価する場
・上司が部下の業績や目標達成度を確認し、昇進や給与決定に関わる判断を行う

1on1ミーティングと人事評価面談を混同すると、部下が自由に話しにくくなったり、適切な評価ができなかったりします。

目的の違いを理解して、それぞれの場面に適したミーティング方法の選択・進め方を意識しましょう。

1on1が注目される背景

1on1ミーティングが多くの企業で導入されるようになった背景には、主に以下3つの要因が挙げられます。

  • 部下の価値観や考え方の多様化
  • 上司と部下のコミュニケーション不足
  • 急速に変化するVUCA時代に対応するため

価値観やキャリア志向が多様化するなかで、画一的なマネジメントでは部下一人ひとりに適切な支援を行うことが難しくなっています。

また、上司と部下の対話の機会が不足すると、業務の進め方やキャリアの方向性に十分な理解が得られず、エンゲージメントの低下を招くこともあります。

そこで、部下の悩みを把握して信頼関係を深めつつ、変化の激しいVUCA時代にも対応できる育成方法が重要視されました。

部下の考えや悩みを把握し、信頼関係を深めながら個々に合った成長支援を行うことで、組織の活性化や人材定着の向上につなげる企業が増えています。

1on1の目的

1on1ミーティングの目的や効果を示した画像

次に、1on1ミーティングを実施する目的や効果を解説します。

  • 部下の成長促進とモチベーションアップ
  • チーム全体のパフォーマンス向上

1on1ミーティングの目的を明確にしておかないと、ただの雑談で終わってしまうおそれがあります。以下で解説する目的や効果を意識しながら1on1ミーティングを実施しましょう。

部下の成長促進とモチベーションアップ

1on1ミーティングは部下の成長を支援し、モチベーションを高めるための有効な手段です。  部下の努力や成果を認めつつ、今後の成長につながる具体的なフィードバックを伝えられます

上司が適切な目標設定をサポートすることで、小さな成功体験が積み重なり、部下の自信やモチベーションの向上につながります。  1on1ミーティングを活用して、部下が主体的に成長できる環境を整えましょう。

チーム全体のパフォーマンス向上

1on1ミーティングは、個々のメンバーの成長を促すと同時に、チーム全体のパフォーマンス向上にも効果的です。

1on1を通じた継続的なフィードバックは、メンバーのモチベーション向上や主体的な行動を促し、チーム全体の連携を強化します。

活発なコミュニケーションにより、情報共有が円滑になり、新たなアイデアや改善策も生まれやすくなるでしょう。さらに、メンバー同士が互いの強みや弱みを理解することで、チームの総合力を高めることが可能です。

1on1を定期的に実施し、チームのビジョンや目標を共有することで、個々の成長とチームの発展を両立し、組織全体の生産性向上につなげることができます。

1on1を通じて得られるメリットと効果

1on1ミーティングは、上司と部下が定期的に対話することで、多岐にわたるメリットと効果をもたらします。

部下の成長を直接的に支援することで、モチベーション向上やキャリア開発を促進します。上司との信頼関係が深まり、安心して相談できる環境が生まれます。

コミュニケーションの活性化や課題の早期発見と解決、チームワークの強化にも繋がるため、組織全体の生産性の向上にも貢献できるでしょう。

ここでは、1on1を通じて得られるメリットと効果を解説していきます。

部下との信頼関係構築

1on1ミーティングを定期的に実施することで、上司と部下の信頼関係を深める効果が期待できます。業務上の課題に限らず、キャリアの悩みや働き方に関する本音を共有しやすくなるためです。  

上司が部下の価値観や考え方を理解し、適切なサポートを行うことで、部下の安心感やエンゲージメントの向上につながります。  

1on1ミーティングは単なる業務報告の場ではなく、部下の成長を支援し、互いの理解を深める貴重な機会です。部下の気持ちに寄り添いながら、対話を大切にしましょう。

優秀な人材の離職防止

1on1ミーティングは、仕事への不満や評価への不信感が原因で優秀な人材の転職を防ぐのに有効です。  部下が抱える不安や悩みを定期的に共有できるため、小さな不満の蓄積を未然に防げます。

例えば、業務負担が大きい場合は早期に調整を行い、働きやすい環境を整えられます。 また、部下のキャリアビジョンに沿った成長支援を行うことで、エンゲージメント向上にもつながるでしょう。

1on1ミーティングを継続的に実施し、部下の会社への愛着を深めることで、優秀な人材の離職を防ぐのに活かしてください。

従業員のスキルアップ

1on1ミーティングは、従業員のスキルアップにも大きく貢献します。

定期的な対話を通じて、上司は部下の強みや課題を把握し、具体的な育成プランを立てることが可能です。業務に必要な知識やスキルだけでなく、キャリア目標に合わせた能力の開発も可能です。

また、上司からのフィードバックやアドバイスを受け、自身の課題や改善点に気づくことで、主体的に学習に取り組む姿勢が養われます。

新しいスキル習得の機会を提供したり、研修やセミナーへの参加を促したりすることで、部下の成長を後押しできます。

結果、個々の能力向上だけでなく、組織全体のスキルレベルの底上げにも繋がるでしょう。

1on1ミーティングの進め方

1on1ミーティングを実施する流れは、以下の4ステップです。

  1. 1on1ミーティングのネーミングや実施目的を共有する
  2. 1on1ミーティングの実施日時や場所を決める
  3. 1on1ミーティングを実施し、記録を残す
  4. 次回1on1ミーティングの実施日時を決める

初回だけでなく毎回この流れを意識して実施できれば、1on1ミーティングの定着と部下の成長が見込めるでしょう。

1.1on1ミーティングのネーミングや実施目的を共有する

1on1ミーティングを効果的に行うには、明確な実施目的を部下と共有しましょう。

目的が曖昧なままでは、単なる雑談になったり、一方的な指導の場になったりするおそれがあります。例えば「部下の成長を支援するための時間」と定義すれば、部下も安心して自分の考えを話しやすくなるでしょう。  

また、ネーミングを工夫することで、部下の参加意欲も高められます。「キャリア対話」「成長サポート面談」など、前向きな名称をつけることで、より積極的に取り組みやすくなるでしょう。  

2.1on1ミーティングの実施日時や場所を決める

次に、1on1ミーティングの実施日時と場所を決めましょう。  スケジュールが曖昧なままだと、業務の忙しさに流されて後回しになってしまいます。そのため、事前に定期的な実施スケジュールの設定が重要です。  

頻度は頻繁すぎると負担になり、逆に間隔が長すぎると効果が薄れてしまうため、月に1~2回のペースが適しています。  

また、場所の選定も重要なポイントです。リラックスした雰囲気を作るために、オフィスの会議室だけでなく、カフェやオンラインで実施するのも効果的です。

1on1ミーティングを円滑に進めるために、日時と場所を明確にし、定期的に実施できる環境を整えましょう。

3.1on1ミーティングを実施し、記録を残す

1on1ミーティングでは、部下が主体的に考えて行動できるように進めることが重要です。上司は部下の意見を尊重し、対話を通じてサポートする姿勢を持ちましょう。  

部下の話をしっかりと聞くために、コーチングやフィードバックの手法を活用するのが効果的です。上司が適切な問いかけを行い、部下の考えを引き出すことで、より深い気づきを得られる場になります。  

さらに、ミーティングの内容を記録することで前回の議論を振り返りやすくなり、部下の成長や課題の進捗を継続的に把握できます。記録する際は、以下のポイントを押さえてください。

  • 話し合った内容
  • 部下が抱えている課題
  • 上司からのフィードバック
  • 次回までのアクションプラン

上司による傾聴の姿勢やミーティング記録を活用して、部下の成長につなげていきましょう。

4.次回1on1ミーティングの実施日時を決める

理想的な頻度は月に1〜2回ですが、繁忙期には間隔を空けたり、落ち着いた時期に重点的に実施したりと状況に応じた調整も必要です。ただし、あまりにも間隔が空きすぎると効果が薄れてしまうため、できる限り定期的なペースを維持しましょう。  

また、次回のミーティングを決める際には、単に日時を調整するだけでなく「次回までに話し合うテーマ」や「振り返るべき課題」も明確にしておくと、より効果的な対話が可能になります。 

1on1ミーティングで話すべき内容の例

次に、1on1ミーティングで話すべき内容を4つ紹介します。

  • 目標・ミッションの進捗確認
  • キャリア・スキルアップに関する相談
  • 業務上の課題・改善点などの助言
  • メンタルヘルス・ワークライフバランスの相談

それぞれの内容を確認して、有意義な1on1ミーティングを実現しましょう。

目標・ミッションの進捗確認

1on1ミーティングでは、部下の目標やミッションの進捗を確認しましょう。  

定期的に振り返ることで、達成状況を把握できるだけでなく、必要に応じて軌道修正ができます。振り返る際は「どのような課題があるか」「どのようなサポートが必要か」など、具体的な内容に踏み込むことが重要です。  

ただし、単なる進捗報告の場になってしまうと、部下がプレッシャーを感じるおそれがあるため対話を重視しながら進めましょう。

キャリア・スキルアップに関する相談

1on1ミーティングは、部下のキャリアやスキルアップについて話し合う絶好の機会であり、将来を見据えるきっかけにもなります。  

「将来的にどのような仕事に挑戦したいか」「今の業務でどのようなスキルを伸ばしたいか」といった質問を投げかけ、部下のキャリアビジョンを引き出しましょう。  

また、部下の考えがまだ定まっていない場合は「今の業務で楽しいと感じることは何か」「どのような仕事ならもっと挑戦してみたいか」などの質問を投げかけてみてください。  対話を通して、興味や強みを見つけるサポートができます。

1on1ミーティングを通じて、部下が自分のキャリアを前向きに考え、必要なスキルを積極的に習得するきっかけを作りましょう。

業務上の課題・改善点などの助言

1on1ミーティングは、部下が抱える業務上の課題を共有し、適切な助言を行う機会として有効です。  

日々の業務で生じる問題のなかには、個人の努力だけでは解決が難しいものもあります。上司との対話を通じて、新たな視点を得ることで解決の糸口が見つかることも少なくありません。  

まずは、部下自身に課題を言語化してもらい、そのうえで上司の経験や知識を踏まえて助言しましょう。例えば「類似のケースでは、こうしたアプローチが効果的だった」などの実例を交えることで、より実践的なアドバイスになります。  

助言を行う際は、一方的な指示にならないよう注意して、部下が主体的に解決策を考えられるようにサポートしましょう。

メンタルヘルス・ワークライフバランスの相談

1on1ミーティングでは業務の話だけでなく、部下のメンタルヘルスやワークライフバランスについても話し合いましょう。  

日々の業務によるストレスを適切に管理して、心身の健康を維持できれば、長期的なパフォーマンス向上につながります。そのためには、部下が本音を話しやすい雰囲気作りが大切です。 

また「仕事の負担が大きくなっていないか」「業務量とプライベートのバランスは取れているか」など、具体的な状況を確認するのも有効です。  

部下が安心して働ける環境を整えて、組織全体の健全な成長を促進しましょう。

1on1ミーティングの注意点と対処法

1on1の注意点

次に、1on1ミーティングの注意点や対処法を3つ紹介します。

  • 1on1ミーティングの話題が尽きるおそれがある
  • 部下が1on1ミーティングに対する意味を見出せない場合がある
  • 1on1ミーティングが雑談で終わるおそれがある

充実した1on1ミーティングになるように、事前に注意点の理解と対処法を準備しておきましょう。

1on1ミーティングの話題が尽きるおそれがある

1on1ミーティングを定期的に実施していると、話題が尽きてしまうことがあります。  

話題が尽きるのを防ぐには、ミーティングの目的を明確にして、事前に話すテーマを共有することが重要です。また、部下自身に「最近気になっていること」や「職場で改善したい点」を考えてもらうと、部下の関心に沿った対話ができます。

事前に話し合う内容を整理し、1on1ミーティングの時間を有意義に活用しましょう。

部下が1on1ミーティングに対する意味を見出せない場合がある

1on1ミーティングが形式的なものになると、部下は「ただの報告の場」と感じ、意義を見出せなくなるおそれがあります。  

例えば、上司が一方的に話を進めたり、部下の意見を十分に聞かなかったりすると、ミーティングが負担に感じられてしまいます

このような状況を避けるには、部下が話したい内容を事前に把握しておくのが有効です。事前に「次回の1on1ミーティングでは、どのようなことを話したいですか?」と問いかけ、部下の関心や課題を引き出したうえで進めましょう。

1on1ミーティングが雑談で終わるおそれがある

1on1ミーティングは、上司と部下がリラックスして対話できる時間ですが、業務とは関係のない雑談が多くなりがちです。  

特に、関係性を築くことに重点を置きすぎると、肝心の業務やキャリアの話が十分にできない場合があります。1on1ミーティングを雑談にしないためには、適切なバランスを意識した進行が重要です。  

例えば「最初の数分間は雑談でリラックスした雰囲気を作り、その後に本題に入る」といったタイムスケジュールを事前に決めておくと、スムーズに話を進められます。  

雑談を完全に排除する必要はありませんが、業務の成長につながる対話になるよう意識してミーティングを有意義なものにしましょう。

1on1ミーティングでより良い効果を生むポイント

1on1ミーティングは、単なる業務報告の場ではなく、部下の成長を促進し、組織全体のパフォーマンス向上に繋がる重要な機会です。

より良い効果を生むためには、以下のポイントを押さえておく必要があります。

  • 従業員に気付きや自主的行動を促す
  • 指導は控えめにする
  • フィードバックは慎重に行う

ポイントについて、それぞれ解説していきます。

従業員に気付きや自主的行動を促す

1on1ミーティングでは、上司が一方的に指示や指導をするのではなく、部下が自ら考え、気付きを得られるような対話を心がけることが大切です。

部下自身が自らの考えを引き出すことで、自主的な行動を促すことができます。部下が主体的に目標設定や課題解決に取り組むことで、成長スピードが加速し、責任感も生まれます。

指導は控えめにする

1on1ミーティングは、評価面談とは違い、部下の成長をサポートする場です。そのため、上司からの直接的な指導はできるだけ控えるのがよいでしょう。

部下が自ら課題に気づき、解決策を見つけ出すプロセスを支援することが重要です。ただし、どうしても必要な場合は具体的な事例やアドバイスを交えながら、フィードバックを行いましょう。

フィードバックは慎重に行う

フィードバックは、部下の成長を促す上で非常に重要な要素ですが、慎重に行う必要があります。

一方的な評価や批判ではなく、具体的な行動や成果に基づいた客観的なフィードバックを心がけましょう。また、ポジティブなフィードバックと改善点をバランス良く伝えることで、部下のモチベーションを維持し、成長を後押しすることができます。

フィードバックを行う際は、相手の立場や感情に配慮し、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

1on1ミーティングの成功事例3選

1on1の成功事例

1on1ミーティングを実施したことで、部下のモチベーション向上や離職率の低下などの成果につながった企業の事例を3つ紹介します。

  • LINEヤフー株式会社
  •  パナソニック
  • サイボウズ株式会社

企業の成功事例から、1on1ミーティング成功のコツを見つけてみてください。

1. LINEヤフー株式会社

LINEヤフー株式会社では、2012年頃から上司と部下が週1回30分の1on1ミーティングを実施しています。  

同社の1on1ミーティングは、上司がフィードバックを行うだけでなく、部下のキャリア形成やスキルアップに関する対話を重視しているのが特徴です。  

また「部下が主導する場」として設計されており、部下が議題を決めて自分の考えや悩みを率直に話せる環境が整っています。  

この仕組みにより、社員のエンゲージメント向上や組織全体の心理的安全性の確保につながり、現在では多くの部署で定期的な1on1ミーティングが習慣化されています。

2. パナソニック

パナソニックでは、1on1ミーティングを「個々の社員の能力を最大限に引き出す機会」と位置づけ、月に1回30分程度の対話を実施しています。  

特に若手社員の成長支援に注力しており、業務上の課題解決だけでなく、長期的なキャリアの方向性を話し合えるのが特徴です。  

また、ミーティング後には「コミュニケーションサーベイ」と呼ばれる事後アンケートで、1on1の効果測定や改善にも努めています。結果、社員の主体的な課題解決への意識が高まり、特に若手社員の離職率低下やモチベーション向上に貢献しています。

3. サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社では、上司と部下の1on1を「ザツダン」と称しています。制度やルールで強制せず、多くのマネージャーが自然発生的に実施するスタイルを採用しています

同社は「信頼関係の構築」を重視しており、ミーティングの進め方にマニュアルはなく、部下一人ひとりに合わせた形式で対話を行えるのが特徴です。  

また、対話の内容は業務上のフィードバックに限りません。プライベートの状況や働きやすさも自由に話せる場で、上司と部下のコミュニケーションを深める役割を果たしています。 

1on1ミーティングのよくある質問

1on1ミーティングについて解説してきましたが、ここではよくある質問をまとめました。

  • 1on1で話すことがない場合の対処法はありますか?
  • 「1on1は意味がない」という意見があがっています

質問について、それぞれ回答いたします。

1on1で話すことがない場合の対処法はありますか?

1on1ミーティングで話すことがない、という状況は決して珍しくありません。そのような場合、部下と事前に話す議題について共有しておくことが有効です。

たとえば、最近の業務で困っていることや今後チャレンジしたいこと、キャリアの方向性など、いくつかテーマを用意しておくと、スムーズに会話が進むでしょう。

沈黙が続いたとしても焦らず、お互いにリラックスして話せる雰囲気作りを心がけましょう。

「1on1は意味がない」という意見があがっています

「1on1は意味がない」という意見が出る背景には、1on1の目的や効果が十分に理解されていないなどの理由が考えられます。

1on1は、単なる業務報告の場ではなく、部下の成長やキャリア開発を支援し、上司との信頼関係を構築するための貴重な機会です。

1on1の目的や意義を部下に伝え、1on1の時間を有効活用するための工夫をすることが重要です。たとえば、事前にアンケートを取ったり、1on1で話したいテーマを部下に選んでもらったりするのも効果的でしょう。

また、1on1の最後に振り返りの時間を設け、次回の改善点を見つける、などの方法が考えられます。

1on1ミーティングで部下のモチベーションを高めよう

1on1ミーティングは、上司と部下が定期的に対話を行うことで、信頼関係の構築や成長支援・モチベーション向上につながる有効な手段です。  

LINEヤフー株式会社やパナソニックなどの大企業でも導入されており、組織の活性化や離職防止に貢献しています。ただし、適切に運用しなければ雑談に終始したり、部下が意義を見出せなくなるリスクもあるため注意が必要です。  

そこで「あしたの人事無料相談窓口」では、1on1ミーティングの効果的な進め方や人事評価の最適化、職場環境の改善について専門家が無料でアドバイスしています。自社に合った制度設計を実現し、社員が安心して働ける環境を整えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

あしたの人事相談窓口

あしたのチームロゴ

株式会社あしたのチーム運営

この記事の監修者   あしたのチーム編集部さん

あしたのチーム編集部は、企業の経営者やビジネスパーソンに向けて、働き方改革や組織活性化に役立つ知識をさまざまなコンテンツを通じて発信しています。
より良い経営や人材活用のヒントにつながる情報を、わかりやすくお届けすることを目指しています。

【株式会社あしたのチームとは?】
人事評価制度の構築・運用・クラウド化で “人と組織の成長” を支援しています。

あしたのチームロゴ

株式会社あしたのチーム運営

この記事の監修者
あしたのチーム編集部さん

あしたのチーム編集部は、企業の経営者やビジネスパーソンに向けて、働き方改革や組織活性化に役立つ知識をさまざまなコンテンツを通じて発信しています。
より良い経営や人材活用のヒントにつながる情報を、わかりやすくお届けすることを目指しています。

【株式会社あしたのチームとは?】
人事評価制度の構築・運用・クラウド化で “人と組織の成長” を支援しています。

あなたにおすすめのお役立ち資料を無料ダウンロード

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

【無料PDF】コーチングとは?企業の人材育成を成功させるビジネスコーチングの活用方法

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

【無料PDF】知っておきたいボーナスのすべて

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

【無料PDF】どう決めるべき?企業のボーナス

あしたのチームのサービス

導入企業4,000社の実績と12年間の運用ノウハウを活かし、他社には真似のできないあらゆる業種の人事評価制度運用における課題にお応えします。


人事評価制度の構築・運用支援、クラウド化。 これらをワンストップで提供することにより、企業の成長と従業員の育成を可能に。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

サービスガイド


あなたの会社の人事評価制度は運用しにくい制度かもしれません。人事評価制度を適切に運用するノウハウと、その理由をお教えます。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

あした式人事評価シート