2020/08/25
自身の目標達成に向け具体的な計画を持っている経営者は7割弱
ともに達成を目指す人が「いない」36.0%、最も多いのは「部下・社員」
コロナショックで約半数が計画を「変更・修正した」
~経営者の目標に関する調査~
人事評価クラウドで企業の働き方改革を支援する株式会社あしたのチーム(本社:東京都中央区、代表取締役社長:髙橋恭介、以下「あしたのチーム」)は、全国の従業員数5名以上300名未満の企業の経営者100名を対象に、「経営者の目標に関する調査」を実施いたしました。その結果、経営者としての目標を持っている方のうち、具体的な計画を持っている方の割合は69.0%と7割に満たず、またコロナショックで目標達成に向けた計画を変更・修正した方が約半数の48.0%であることがわかりました。
■あしたのチーム 調査リリース:「経営者の目標に関する調査」
●経営者の目標に関する調査 トピックス
《経営者としての目標設定について》
■目標を達成するために具体的な行動・スケジュールに落とし込んで実行している方は69.0%と7割弱。
■目標達成のための計画期間は「3年~5年未満」27.0%が最多、次いで「1年~3年未満」23.0%。短期・中期の計画を立てている方が多いようだ。「期間を定めていない」14.0%。
■目標の進捗を確認する頻度は「年に1回程度」35.0%が最多。
《コロナショックの影響について》
■【経営者としての目標】の内容は「大きく変更・修正が生じた」17.0%、「少しの変更・修正が生じた」23.0%。【目標達成のための計画】は「大きく変更・修正が生じた」21.0%、「少しの変更・修正が生じた」27.0%と、変更・修正が生じた方が半数近い48.0%という結果に。
■目標や計画に変更・修正が生じた方のうち、35.4%が「先が見通せず具体的な計画を立てられない」と回答。
《目標を共有する人について》
■ご自身の目標を共有し、ともに達成を目指す人が「いない」36.0%。
■目標を共有し、ともに達成を目指す相手は1位「部下・社員」60.9%、同率2位「家族」「経営者仲間」39.1%。
《経営理念について》
■明文化した経営理念が「ある」68.0%。
■経営理念浸透のために行っていること1位は「具体的な行動指針を策定する」54.4%。
《経営者を目指した当時・就任した当時の夢・野望・目標について》
■経営者になろうと決めた時や、就任した時に、夢・野望・目標が「あった」と回答した方は82.0%。 当時の目標を「変わらず持っており、達成に向けて進んでいる」78.0%。「当時の夢・野望・目標をすでに達成し、次の目標に向かっている」14.6%。
●調査概要
1. 調査の方法:インターネット調査
2. 調査対象者:全国の従業員数5名以上300名未満の企業の経営者で「経営者としての目標を持っている」と回答した方、20~69歳の男女
3. 有効回答数:100名
4. 調査実施日:2020年7月22日(水)~2020年7月28日(火)
スクリーニング:経営者としての目標があるか
あなたは経営者としての目標がありますか。(単数回答) n=453 調査対象者を抽出する事前調査(スクリーニング)で、経営者としての目標があるか聞いたところ、「ある」の回答割合は85.7%となりました。
1. 経営者としての目標設定について
① 目標達成のためのスケジュール・計画を持っているか
あなたは経営者としての目標を達成するために具体的な行動・スケジュールに落とし込んで実行していますか。(単数回答) n=100 経営者としての目標を持っている方のうち、目標を達成するために具体的な行動・スケジュールに落とし込んで実行している方は「はい」69.0%と、7割弱であることがわかりました。
② 目標に対して持っている計画の期間
あなたは経営者としての目標に対して、どのくらいの期間の計画を持っていますか。(単数回答) n=100 目標に対してどのくらいの期間の計画を持っているか聞いたところ、回答割合が最も多いのは「3年~5年未満」27.0%、次いで「1年~3年未満」23.0%となりました。数年先までの短期・中期の計画を立てている方が多いようです。また「期間を定めていない」14.0%と目標達成までの期間を設定していない方も1割以上いることがわかりました。
③ 目標の進捗を確認する頻度
あなたがご自身の目標の進捗を確認する頻度をお答えください。(単数回答) n=100 目標の進捗を確認する頻度として最も多い回答は「年に1回程度」35.0%となりました。年末年始や、期末期初などのタイミングで振り返り、確認をする方が多いのでしょうか。
2. コロナショックの影響について
① 目標に対するコロナショックの影響
コロナショックによって、あなたの経営者としての目標、目標達成のための計画に変更・修正が生じましたか。(単数回答) n=100
【経営者としての目標】
【目標達成のための計画】
経営者が持っている目標に対し、今般のコロナショックはどのような影響を与えたのでしょうか。目標と、その達成のための計画に変更や修正が生じたかを聞きました。【経営者としての目標】の内容は「大きく変更・修正が生じた」17.0%、「少しの変更・修正が生じた」23.0%と、変更・修正が生じた方が4割となりました。【目標達成のための計画】は「大きく変更・修正が生じた」21.0%、「少しの変更・修正が生じた」27.0%と変更・修正が生じた方が半数近い48.0%となりました。コロナショックという想定外の事態により、目標内容や計画の見直しを余儀なくされた経営者が少なくないことがわかりました。
② コロナショックの影響を受けた目標達成計画の修正状況
あなたは現在、目標達成のための計画をどの程度明確に描けていますか。(単数回答)n=48 前問で【経営者としての目標】、【目標達成のための計画】のいずれかに変更・修正が生じたと回答した方に、計画の変更・修正についてどの程度明確に描けているか聞くと、「先が見通せず具体的な計画を立てられない」35.4%、「スケジュールの見直しをしたが具体的なプロセス・行動まで落とし込んでいない」29.2%と6割以上が明確な達成計画を持てていないことがわかりました。
③ 経営判断に対するコロナショックの影響
コロナショックによって、あなたの経営判断・決断にどのような影響がありましたか。最もあてはまるものをお答えください。(単数回答)n=100 コロナショックにより、経営判断や決断にどのような影響があったか聞いたところ、最も多い回答は「判断・決断に慎重になった」28.0%となりました。また「これまでの基準で判断・決断ができなくなった(基準がわからなくなった)」との回答も16.0%と、経験したことのない事態に直面し、自らの判断基準に迷いが生じた方もいるのかもしれません。
3. 目標を共有する人について
① 目標を共有しともに達成を目指す人がいるか
あなたは経営者としてのご自身の目標を共有し、ともに達成を目指す人がいますか。(単数回答)n=100 経営者としての目標を共有し、ともに達成を目指す人がいるか聞いたところ「いる」64.0%、「いない」36.0%と、相当数の経営者がご自身の目標達成をともに目指す仲間のいない、孤独な闘いをしていることが判明しました。
② 目標を共有し、ともに達成を目指す相手
あなたが経営者としてのご自身の目標を共有し、ともに達成を目指す人をお答えください。(複数回答) n=64 経営者としてのご自身の目標を共有し、ともに達成を目指す人が「いる」と回答した方に、その相手を聞きました。最も多い回答は「部下・社員」60.9%となりました。しかし前問の結果も踏まえると、社内に目標達成に向けてともに取り組む相手がいる経営者は4割にも満たないことがわかります。
4. 経営理念について
① 経営理念があるか
あなたの会社では明文化した経営理念がありますか。(単数回答) n=100 経営者が会社として目指す姿やビジョンを社内外に向けて示す経営理念があるか聞きました。その結果「ある」68.0%と明文化した経営理念のある企業は7割弱となりました。
② 経営理念を浸透させられているか
あなたの会社では経営理念を浸透させられていますか。(単数回答) n=68 明文化した経営理念が「ある」と回答した方に、社内に経営理念を浸透させられていると思うか聞いたところ、「そう思う」32.4%、自信を持って経営理念を浸透させられていると回答できる経営者は3割にとどまりました。従業員に完全に経営理念を浸透させるのは難しいのかもしれません。
③ 経営理念浸透のために行っていること
あなたは経営理念浸透のためにどのようなことを行っていますか。(複数回答) n=68 経営理念浸透のために行っていること1位は「具体的な行動指針を策定する」54.4%となりました。経営理念浸透のためには、個々の社員が行動に移し、理念を体現することが重要と考える方が多いようです。
5.経営者を目指した当時・就任した当時の夢・野望・目標について
① 経営者になろうと決めた時や就任した時に夢・野望・目標があったか
あなたは経営者になろうと決めた時や、就任した時に抱いていた夢・野望・目標がありましたか。(単数回答) n=100 経営者になろうと決めた時や就任した当時に、夢・野望・目標が「あった」と回答した方は82.0%となりました。
② 経営者になろうと決めた時や就任した時に抱いていた夢・野望・目標のその後
あなたは経営者になろうと決めた時や、就任した時に抱いていた夢・野望・目標を今も変わらず持っていますか。(単数回答) n=82 経営者になろうと決めた時や、就任した時に、夢・野望・目標が「あった」と回答した方に、当時抱いていた夢・野望・目標を今も変わらず持っているか聞きました。その結果「変わらず持っており、達成に向けて進んでいる」78.0%が最多となり、経営者になろうと決めた時や就任した当時の想いを持ち続け、達成に向けて取り組んでいる方が多いことがわかりました。また「当時の夢・野望・目標をすでに達成し、次の目標に向かっている」という方も14.6%となりました。
③ 経営者になろうと決めた時や就任した時に抱いていた夢・野望・目標の内容と進捗
あなたが経営者になろうと決めた時や、就任した時に抱いていた夢・野望・目標を差し支えない範囲でお答えください。 また、その進捗についてお答えください。(自由回答) n=82
●クレームゼロの会社経営。従業員の意識向上も進み、お客様目線の経営が80%進んでいる。(59歳男性/愛知県)
●人を大事にする会社。後継者に託す段階が近づいている。(63歳男性/東京都)
●社員教育、スキルアップ。新入社員の雇用。自分自身のスキルアップがうまく行かず、また健康面の不安が出てきた。(62歳男性/北海道)
●社会貢献が一番。良い時はできたが、会社の財務状況が厳しいと、そちらにまで手が回らない。(58歳男性/大阪府)
●たくさん稼いで、欲しい物をすべて買い、家族を幸せにすること。なかなかうまく行かないことも多いですが、着実に一歩一歩前進しています。(36歳男性/静岡県)
●55歳に引退できるくらい稼ぐ。コロナまでは順調でしたが計画がすべて狂いました。(43歳男性/大阪府)
●自分が楽しいと思ったことでみんなをよろこばせる幸せの共有、スパイラルアップカンパニーを目指す。進捗は3割ほど。どうしても目先の数字に囚われ顧客の意見にばかり目が行ってしまう。他の案件などで多忙を極めるが立て直して邁進しようと画策している。(49歳男性/愛知県)
●No.1というよりOnly 1になろうと人とは違うアプローチを心がけてきた。目標はほぼ達成できて、仕事仲間(社員)がたくさんできた。コロナ禍の今は維持を前提にできることを無理なくやっている。(66歳男性/東京都)
経営者になろうと決めた時や就任した時の夢・野望・目標の内容と進捗を聞きました。従業員など周囲の人々を巻き込んで取り組む方は、目標達成への満足だけではない充実感のあるコメントが多く見られました。
●報道関係者様へ
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「あしたのチームが実施した調査結果によると…
※本リリースに記載の百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計が100%とならない場合があります。
また複数回答可の設問があるため、合計100%を超える場合があります。
●セミナー情報
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■株式会社あしたのチーム会社概要
代表者 :代表取締役社長 髙橋 恭介( https://www.ashita-team.com/ )
本社所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX11F
事業内容 :・報酬連動型人財育成プログラム「ゼッタイ!評価®」
・人事評価クラウド「あしたのクラウド™HR」
・目標設定プログラム「あしたの履歴書™」
資本金 :5億9,010万円(資本準備金含む)
設立 :2008年9月25日