中小企業の年功制崩壊
年功制廃止に賛同する経営者54.3%と半数以上

前年比120%超企業。「成果主義」の人事制度や慣習が強い75.6%

トピックス

従業員と経営者。認識の違いが明白に!

現在勤めている会社の人事評価に満足しているか聞いたところ、満足していないと答えた従業員は71.6%に達しました。その人事評価を導入する立場にある経営者・人事担当者は、現在の制度を従業員が満足していると思うか聞いたところ、全体で54.8%と半数以上が満足していると思うと回答しました。

半数以上の経営者も悩んでいる!

実際に評価を下す立場の方は、評価を下す際に悩み困っているようです。経営者は半数以上の58.2%が、人事担当者は71.1%、マネージャーなどの評価者は74.8%と立場が従業員に近づくにつれ悩みが多くなる傾向が強くなりました。

全ての立場で制度を見直す必要があると回答!

評価をする立場でもある、評価者から経営者そして人事担当者に対して、現在の制度について見直す必要はあるか聞いたところ、経営者は51.0%、人事担当者は70.1%、評価者では77.5%と人事評価に携わる立場の方の半数以上が「必要がある」と回答していました。

評価と報酬の関連に課題あり!

経営者・人事担当者は、「評価と報酬との関連性が持てていない」事が悩み困っている事であると49.8%が回答しました。従業員の人事評価に関する満足できない理由の1位も「評価と報酬との関連性が持てていない為」が37.4%で1位となり、ここに課題があるのかもしれません。

調査方法

概 要

  1. 調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
  2. アイリサーチ登録モニターのうち、従業員300名未満の会社で、経営者の方400名を対象に実施
  3. 有効回答数:400人
  4. 調査実施日:2014年2月26日(木)〜2014年2月27日(金)

年功制の実態

① 年功序列制と成果主義について

あなたの会社では、「年功序列」と「成果主義」との人事制度や慣習ではどちらが強く感じますか。(お答えは1つ)

経営者に対し、あなたの会社では、「年功序列」と「成果主義」との人事制度や慣習ではどちらが強く感じますかという質問に対して、『「年功序列」の人事制度や慣習が強い』、『どちらかというと「年功序列」の人事制度や慣習が強い』と回答した方が合わせて40.8%となりました。一方「成果主義」の人事制度や慣習が強いと感じる方は全体の59.3%となりました。
「年功序列制」と「成果主義」の差は18.5ポイントとなりました。現代の中小企業の経営実態としては、どちらかというと「成果主義」の人事制度や慣習が強いのかもしれません。

「年功序列制度廃止」について、あなたの気持ちを下記の項目からお答えください。(お答えは1つ)

2015年1月27日、トヨタ自動車が能力重視の体型にすることで年功制の要素を薄める方針を打ち出し、大企業のいわゆる日本的企業の経営手法であった年功序列制度を見直す企業が増えつつあります。 中小企業の経営者は、「年功序列制度廃止」についてどのように感じるか聞いた結果、「良いと思う」「まあ良いと思う」が54.3%と半数以上を占める結果となりました。また廃止に否定的な答えを選択した方は、全体のわずか10.8%ととどまりました。

② 成果をあげるのは?経営者の予測

「年功序列制度廃止」で成果があがると思うのは若者とベテランではどちらだと思いますか。(お答えは1つ)

経営者に対して、年功序列制度を廃止した場合、成果があがると思うのは「若者※20代~30代」「ベテラン※40代以上」どちらだと思うか伺ったところ、38.5%が「若者」の方が成果があがると回答しました。ただし、「両方とも成果が上がる」と回答した方も35.8%となりました。両方とも成果が上がるであろうと見込んでいる経営者も多くいる結果となりました。