離職率の高さ=企業の課題である!81.2%
離職率低減のために行う各社の施策その効果は!?

トピックス

離職率が高いと感じる企業の1年以内の退職者率は80%以上

あなたの会社は離職率が高いと思うかという質問に対して、全体で33.3%の方が「離職率は高いと思う」と回答する結果となりました。また「離職率が高いと思う」企業のうち1年以内に退職者がいたと回答した方は84.2%という結果となりました。

離職率の高さ=企業の課題である。81.2%!(n=133)

「離職率は高いと思う」(全体の33.3%)と回答した方のうち、離職率の高さが実際に企業の課題であると感じている方は、81.2%という結果となりました。人材の確保が課題となる昨今、経営者・マネジメント層の見解としても離職率が高いことは企業の課題であると感じているようです。

定着率をあげるために行なっている施策…各社が取り組むのは「給与と頑張りを連動させる」47.0%

人事制度の見直しや、社内コミュニケーション、教育や福利厚生、労働環境の見直しなど、定着率を上げるため様々な施策が考えられますが、多くの企業が「給与と頑張りの連動性を持たせる」何かしらの制度や手法を取り入れていることが伺えました。

実際に効果があると感じる施策は…1位「給与と頑張りを連動させる」28.5%、2位「上司とのコミュニケーションを活発にする」25.3%、3位「労働時間・社内環境を見直す」16.0%

定着率を上げるための施策のうち実際に効果があると感じている施策は、実際に各企業が行なっている施策と同じく「給料と頑張りを連動させる」が1位となりました。

離職率別でみる、その施策と効果

離職率の低い企業は、実際に行なっている施策と効果が実感できる施策とのかい離が少ない傾向にあるのに対して、離職率の高い企業は、多くの項目で実際に行なっている施策との感じ方のかい離が目立つようです。

調査方法

概 要

  1. 調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
  2. アイリサーチ登録モニターのうち、従業員300名未満の会社で、経営者または部下の人事評価や人事に関わっている方の各200名、20歳〜69歳を対象に実施
  3. 有効回答数:400人
  4. 調査実施日:2015年1月20日(火)〜2015年1月22日(木)

離職率の実態

① 離職率とその課題について

あなたの会社は離職率は高いと思いますか。(単数回答)

あなたの会社は離職率が高いと思うかという質問に対して、全体で33.3%の方が「離職率は高いと思う」と回答する結果となりました。人材定着率アップは多くの企業で課題とされており、様々なニュースで取り上げられています。実際に離職率が高いと思う企業が3割を超え、その重大さが伺える結果となりました。

あなたの会社で3年以内に退職された方はいらっしゃいますか。その時期を教えてください。(単数回答)

定年退職・寿退社・産休等を除き、3年以内に退職された方がいるか、その時期についてお聞きすると、離職率が高いと回答した方の84.2%が「直近1年以内に退職者がいた」と回答しました。一方、低いと回答した企業は29.2%と55.0ポイントの差となっています。

離職率が高いと回答した企業の81.2%が離職率の高さが「課題になっている」と回答しました。やはり、離職率の高さは企業にとっても大きな課題であるようです。では、離職率の高い企業と低い企業では、定着率の施策に違いはあるのでしょうか。その施策について紐解いてみました。

② 経営者・マネジメント層の思い

あなたの会社で定着率を上げる為に行っていることを教えてください。(複数回答)

定着率を上げる施策で行なっていることは、「給与と頑張りの連動性を持たせる」47.0%が最も多い回答となりました。次いで「上司・同僚とのコミュニケーションを活発にする」で41.3%となっています。人事制度の見直しや、社内コミュニケーション、教育や福利厚生、労働環境の見直しなど、定着率を上げるため様々な方法が施策として考えられますが、多くの企業が「給与と頑張りの連動性を持たせる」何かしらの制度や手法を取り入れていることが伺えます。
また、離職率の高い企業よりも、低い企業が多く行なっていることは、「上司・同僚との信頼関係を構築させる」「会社の経営方針・経営状況を伝える」の2項目となりました。どのような施策であっても、信頼関係を構築し、経営方針・経営状況を伝えたうえで行なうことが大切なのかもしれません。

その中で効果が実感できるものを教えてください。(複数回答)

※上位10位までをピックアップ
定着率を上げるために行なっている施策の中で効果が実感できるものは、「給与と頑張りの連動性を持たせる」と回答した企業が最も多く、28.5%の方が回答しました。ここでも「給与と頑張りの連動性を持たせる」が1位となっています。前問では、離職率が高い企業が56.4%と多く回答した項目ではありますが、効果を実感しているという方は24.1%に留まる結果となりました。どのような施策を行なうかではなく、その内容に問題があるのかもしれません。また、2位「上司・同僚とのコミュニケーションを活発にする」25.3%、3位「労働時間・社内環境を見直す」16.0%となりました。

③ 離職率別でみる、その施策と効果

離職率が高いと思う。(n=133)

離職率が低いと思う。(n=297)

※ともに上位10位までをピックアップ
また、離職率別に施策として「行なっていること」、「効果が実感できるもの」を比較してみました。すると、離職率が高い企業は、「行なっていること」、「効果が実感できるもの」との間に大きな差が開き、離職率が低い企業は、実際に行なっていることと、効果が実感できるものの差が少なく、1つ1つの施策をしっかり行ない結果を出しているようです。
どのような施策を行なうか、そして、どのように実行するか、この2つが定着率向上のポイントとなるのではないでしょうか。

④ 定着率を上げるために効果的なもの

あなたの会社で定着率を上げる為に効果的だと思うものをお答えください。

従業員の定着率をよくする為に、効果的だと思う項目をあげていただくと「給与と頑張りの連動性を持たせる」が最も多いポイントを集める結果となりました。次いで「目標に対する合意を取る」、「上司・同僚とのコミュニケーションを活発にする」となっています。
離職率別に比較をすると、第1位、第2位は同じ項目となりましたが、第3位が、離職率が低い企業は「上司・同僚とのコミュニケーションを活発にする」、離職率が高い企業は「労働時間・社内環境を見直す」となりました。