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2019年、HRに大きな影響をあたえる5つのキーワード

(写真= garagestock/Shutterstock.com)

テクノロジーの進化や人材の多様化とともに、HR領域にも変革期が訪れています。業務の効率性と組織の成長力を高め、急激な変化に対応する上で重要な5つのキーワードをご紹介しましょう。

2019年のHRに大きな影響をあたえる5つのキーワード

1.HRテック

人工知能(AI)やビッグデータ、クラウドなど先端テクノロジーを、人材の採用や管理、育成、人事評価を含む多様なHRの領域に活用し、人事業務の効率化と向上を目指す「HRテック」が注目を集めています。

Oracle やSAP といった一部の大手IT企業は、「HRテック」という用語が生まれるかなり以前から、テクノロジーを駆使したHRマネージメント・システムを提供していましたが、近年は「HR Technology Conference」 のような大型カンファレンスも開催されるなど、急速に関心が高まっています。

2.エンプロイー・エクスペリエンス(EX)

HRテックを効果的に活用するカギをにぎるのは、「エンプロイー・エクスペリエンス(従業員経験)」です。 「働き方改革」への取り組みが加速する中、従業員が組織の中で体験する価値が重要視されています。

EXは従業員の満足度からロイヤルティー、エンゲージメント、心身の健康状態、労働環境まで、包括的な観点に基づく経験価値を指します。

EX値が高い企業は生産性や創造性に優れ、従業員の定着率が高いと期待されており、従業員の需要に適切に対応する姿勢が新たな組織文化の要となります。

3.コネクティビティとコラボレーション

HR管理ソフトなど適切なツールの導入は、HR業務の効率化のみならず従業員のコミュニケーションやエンゲージメントを促進し、ビジネスの運営方法や生産性の向上に大きく貢献します。

例えばデータから引きだした新たなインサイト(洞察)や知識を複数の部門で共有する、あるいはデータで裏付けられた新たな機会を創出することで組織全体のコラボレーションを推進し、EXの向上を狙えます。

4.ピープル・アナリティクス

組織や従業員に関するデータを収集・分析し、組織強化に役立てる「ピープル・アナリティクス」は、Googleが人材の採用や育成、定着に活用していることでも注目を集めています。

意思決定を行う側の感情や直観、先入観に阻まれることなく、事実のみに焦点を当てた科学的分析であるため、より効率的かつ公平性の高い結論を得られるというわけです。

「組織の成長に貢献する人材の発見」「従業員のポテンシャルの引きだし方」「公平な報酬システムの構築」など、実行の仕方次第で活用範囲が広がります。

5.「レス・イズ・モア(より少ない労力で、より多くの結果を)」

フリーランスやリモートワークなど働き方の多様化にともない、HR部門の対応範囲も益々広がりをみせています。

業務の複雑化を抑制し合理化を進める手段として、不要なプロセスやルールをそぎ落とし、「より少ない労力で、より多くの結果を生みだす」新たなHRモデルを構築する必要があります。

情報管理業務やHR関連データの収集・分析などにテクノロジーを活用し、組織内部・外部とのコネクティビティとコラボレーションを強化することで、「レス・イズ・モア」なシステムが生まれるでしょう。

企業文化は「縦」から「横」へ

こうしたトレンドは組織を効率的に運営するための新たな基盤として、今後、既存のHRの常識や働き方、そしてビジネスの本質を続々と変化させていくと予想されます。

既に多数の企業が組織文化の統合や新たなビジネスモデルの検討・採用を実施しており、それにともなう変化を支える人材の育成・維持に積極的に取り組んでいます。

長年にわたり「縦の社会」が主流とされていた企業文化は、人と人のつながりが重視される「横の社会」へとシフトし始めています。

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