サッカーチームのDXと人間力育成! ~世界で活躍する人材育成へ~様

サッカーチームのDXと人間力育成! ~世界で活躍する人材育成へ~

2019年5月1日ご導入

株式会社ベイフットボール浦安

代表

谷口 和司

※インタビューの内容は取材時のものになります。

株式会社ベイフットボール浦安

事業内容
トップリーグチーム(ブリオベッカ浦安)の運営、ジュニアサッカースクールの運営
従業員数
10名
設立
2015年10月5日
所在地
千葉県
課題
「このクラブを出た子たちはみんな、世界の第一線で活躍してる!」と言われるチームにするというゴールの実現のため。

    会社及び事業について教えてください。

    選手とスタッフの皆様

    地域のジュニアを原点として世界で活躍できる選手を育成し、浦安および周辺地域市民が成長を見守りながら応援できる、地域に愛されるチームを目指すサッカークラブを運営する会社です。

    元日本代表の都並敏史が監督を務める社会人サッカーチームの運営と育成サッカースクールがメインの事業です。

    そして、その子供たちのお母さんやお父さんたちにもスポーツをする機会をご提供し、浦安市の市民の皆様を元気にする地域貢献活動を行っております。

    また、スポンサーとタイアップしたイベントや商品開発の実施、サッカーチームの有料試合の実施等を実施しております。

    ホームグラウンドがディズニーランドの近くにあり、イクスピアリでのファンイベントの開催やスポンサー企業様との共催でのフットサル大会などの運営も行っております。

     

    「BRIOBECCA CHANNEL / ブリオベッカ浦安 公式チャンネル」という名前でyoutubeチャンネルの運営もしております。

    コロナ禍で無観客試合となっておりましたが、こちらにてライブ配信した試合や、都並監督を中心としたサッカークリニックの動画提供もしております!

    チャンネルの登録と応援をいただけましたらスタッフ、選手一同嬉しいです!!

    ■youtube チャンネル:https://www.youtube.com/user/urayasusc/featured
    ■Twitter:https://twitter.com/briobecca
    ■Instagram:https://www.instagram.com/briobecca/

    現状の組織の課題を教えてください

    導入時の課題として、属人的で明確な評価基準がなく、関連しての報酬制度が無かったことが挙げられます。

    スタッフとの「面談」は行っておりましたが、その面談も明確で体系だった議題、軸のようなものがなく、体裁的な面談になってました。

    それが当時の課題であり、導入理由の一つでした

    また、人事評価制度以外で言うと、スタッフ1人ひとりの育成が大きな課題でした。

    特に、「一人ひとりが自律して、自分が何をすべきかを理解し行動すること」そして、「勝利したい、という想いだけにとらわれずに、人を育成するサッカーチームとして日本一と言われるような人材になってもらうこと」に悩んでました。

    さらに良い選手を育成することを考えた時に、スタッフが自分本位の属人的な育成方針での限界を感じていました。

    地域活動も回数をこなすことにとらわれがちでした。

    課題解消に向けて、人事評価制度に期待していること(こんな評価制度にしたい)を教えてください

    ある程度の個性は必要ですが、チームが一体として成長し、育成して行くためには、同じ目標、同じ考え方を共有しながら前に進める必要性を強く感じていました。

    このあしたのチームの評価制度なら、これらの課題の解決、そして目指すスタッフ像、チーム像の実現が出来るのでは、と考えて導入しました。

    また、私自身がITビジネスに長年いたこともあり、スポーツ運営会社にはもっとDX(デジタルトランスフォーメーション)が必要と考えておりました。

    コミュニケーションツールとしてはTalknote(トークノート)、さらにあしたのチームの人事評価の「あしたのクラウドHR®」を使っていつでもどこでも目標を共有、確認、管理を行っておりますので、よりDXに拍車をかけていければと考えております。

    ただ、DXのツールがあるだけでは課題解決、目指していることの実現は出来ないです。

    小さなことでいうと、

    ・より私とスタッフ、スタッフ間、選手とスタッフ間、スタッフと生徒や保護者様とのコミュニケーションの頻度を高めていくこと

    ・私とスタッフとの価値観の共有

    ・まず明確な目標を持ちそれを実行するというルーティーン化してもらうこと

    これらを実行していき、育成をし、「一人ひとりが自律して、自分が何をすべきかを理解し行動すること」そして、「勝利したい、という想いだけにとらわれずに、人を育成するサッカーチームとして日本一と言われるような人材になってもらうこと」の実現を出来る制度にしたいです。

    それが出来るのがこの制度だと考えております。

    3年後の会社のイメージを教えてください

    「このクラブを出た子たちはみんな世界の第一線で活躍出来ているよね」と言われるようなチームにすることがゴールです。

    そのためにも、「世界で活躍出来る人間を育成していくこと」を会社として目指していきます。

    「世界で活躍出来る人間」というのは、サッカーのプロとして日本代表になったり海外で活躍出来るようになる、ということはもちろん、ビジネスパーソンとしても「世界で活躍出来る人間」になることを意味しています。

    元ユースのキャプテンで、ITベンチャー企業として起業して、世界で活躍してし始めているOBがおります。

    このような起業という形でもよいし、たとえば卒業して商社に入って、アパレルやスポーツ関係でも、あるいはコーヒー豆の買い付けでも、どんな形であれ日本そして海外で活躍する、というような人間を輩出していきたいです。

     

    というのも、私は「人間力」というのが非常に大切だと考えているためです

    小学生低学年くらいなら、挨拶。ある程度大きくなってきたら、自己主張や人の意見を聞くという傾聴力。

    そして何事もにもチャレンジをする精神。

    これらを「人間力」と定義だとしております。

    この「人間力」をサッカーを通じて子どもたちに教えていきたいのです。

    今、その土壌づくりの最中といったところです。

    例えばグローバルレベルの人材育成の土壌として、海外遠征が挙げられます。

    2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、中学生たちをスペインへ遠征に連れていくことを企画しておりました。

    その海外遠征の経験から、「こんな仕事があるんだ」「こんな話し方、考え方があるんだ」といった気付きを与えることで、単に「サッカーが上手くなる」というだけでなく、将来にビジネスパーソンとして活かせる「人間力」が磨けると思います。

    その他にも、試合やイベントの運営の手伝いをすることで、裏側の仕組みを理解していくことは多面的な視野を養い、長い目ではビジネスの勉強にもなるはずです。さらにサッカーチームを経営するということにも興味をもってもらえるでしょう。

     

    多くのチームでは、「Jリーグに昇格すること」がゴールになっているということをよく聞きます。

    しかし、「Jリーグに昇格すること」はブリオベッカの目標ではあるけれど、目的ではないと考えております。

    私たちはJリーグ昇格を目指す過程にこそ、私たちのゴールへのプロセスがあるのです。そして、人間として、ビジネスパーソンとしての成長をすること、また、子どもたちにプロサッカー選手になる、スポーツビジネスが面白いなどといった様々な夢を与えることに繋がっていくでしょう。

    しかし、そこまでの道のりは簡単ではありません。

    これらを実現するためにも、関係するスタッフ全てに「人間力」をつけてもらうということが重要です。

    そのためにはサッカートレーニングと並行してスタッフ育成に3年間くらいをかけて取り組むことになると思います。

    そしてそのスタッフの育成のツールとしてあしたのチームのクラウドや人事評価制度を活用していきます。

    まずはスタッフのみんなに「人間力」を持って選手やこどもたちに接する。

    スポンサー/行政関係/保護者とのコミュニケーションを円滑すること。

    計画力、企画力から実践的なITツール(エクセルやワード、クラウド)などの使い方を学ぶことを行動目標として取り組んでいってもらいます。

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      ※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社
       HRTechクラウド市場の実態と展望2019年度版」より。

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