リーダーの育成により、社長は「社長の仕事」に注力へ様

リーダーの育成により、社長は「社長の仕事」に注力へ

2019年11月ご導入

有限会社ニシキ精機

代表

山田 昌義

※インタビューの内容は取材時のものになります。

有限会社ニシキ精機

事業内容
精密部品の製造・加工
従業員数
21名
設立
昭和32年4月
所在地
長野県
課題
人を増やした際の育成の仕組みがない。教育、評価、報酬の連動がないため、社員のモチベーションや技術力向上意欲を駆り立てられていない。ビジョン共有が上手くできていない。

    人事評価制度を導入後、どのような効果を感じていますか?

    「あしたのチーム®︎」導入以前は、自社独自の仕組みを使って人事評価を行っていました。

    ですが、目標設定が曖昧になってしまうことと、社長である私が全社員と面談する必要があり、うまく活用できていませんでした。

    そうした中、参加したセミナーで「あしたのチーム®」を知り、私自身の考え方と近いこともあって導入を決意したのです。社員に聞くと、「あしたのチーム®」を導入してから、より成長を実感できているといいます。「あしたのチーム®」では目標設定が非常に細かく、それに至るプロセスも明確です。プロセスを見える化できていないと、同じ目標にたどり着いたとしても曖昧になってしまいがちです。

    しかし目標達成やそれに至るプロセスが可視化されることで、成長を実感できるようになったといいます。私から見ると、目標を数値化したり、見える化できている社員の方が、結果が出ているように感じます。

    またリーダーが育つ環境も整備できました。リーダーには、マネジメントとリーダーシップという2つの要素が必要です。目標と目的をより具体的に設定するため、部下を引っ張っていきやすく、リーダーシップが育ちます。

    また目標設定から運用まで、より綿密なコミュニケーションが必要です。それに伴ってマネジメントスキルも次第に身につきます。コミュニケーション不足によって起こる、上司と部下のズレもほとんどありません。「あしたのチーム®」の仕組みでは、3ヶ月ごとに評価設定を実施。
    そのためPDCAを高頻度で回すことができ、知らないうちにリーダーとしての成長が図れているのだと思います。評価項目に会社の方向性が落とし込め、面談によりコミュニケーションが取れるため、社長の思いがリーダーへ浸透しやすくなってきています。

    社長である私としては、現場から手が離れて、採用と人材育成という経営者の仕事ができるようになってきました。

    また売上も去年マイナスだったものが今年に入ってから、徐々に復調しつつあります。徐々に生産性が高まっている証拠ではないかと思います。

    人事評価制度を運用していく中で最も苦労したこと、また、その局面をどのように乗り越えたのかを教えてください。

    導入当初は、本当に成果が出せるのか、正直心配でした。

    不安な部分や疑問に思うことは、電話で確認するようにしていました。丁寧に対応してくれたこともあり、そういった部分は徐々に解消でき、心強かったです。いまでも週に1回程度ミーティングの機会を作っていただいています。

    また3か月ごとに評価サイクルを回していくため、期日通りにすすめることが難しいです。

    通常の業務を遂行していくなかで、目標設定から中間面談、評価へとスピーディーに進むため、評価を行うリーダーたちは大変そうです。ですが、以前自分一人で全社員と面談していたこともあり、今のほうが苦労は少ないです。

    評価制度そのものをよく思っていない社員がいるのも事実です。そういう社員にはこちらから積極的にコミュニケーションを取るようにしています。

    これからも、どう対応していくのかあしたのチームの支援をうけることで、会社の目標に向けて1つ1つ課題を乗り越えていきます。

    今後、人事評価制度の運用により、さらに改善したいことを教えてください。

    運用面に関しては、社長である私が回している部分もありますが、徐々に手が離れつつあります。今後は、運用担当を設置して、より手が離せるようにしていきたいです。

    技術面では、いま等級を整理し、役割を明確化する作業をしています。それを個々の目標設定における材料や目指すべき指標にしようとしているところです。何年後にこういう人材に育ってほしい、という会社のビジョンや将来像を見せてあげられるようになればと思っています。必要な技術に国家資格もありますが、ハードルが高い部分もあるので、自社内で基準を作っていきたいです。

    こういう技術を身につけてほしいという、具体的な言葉をあしたのチームの担当者から提案してもらっています。

    あしたのチームの仕組みを取り入れて、成長を感じています。自己成長を実現させることで、会社がよくなり、業績も上がり、利益が出て、給与も上がる。

    口でいうほど簡単ではありませんが、みんなでこのサイクルを回していきたいです。

    将来的には決算賞与とも結びつけて、社員への反映にもつなげたいと考えています。

    今後、人事評価制度を導入する企業に対してのアドバイスをお願いいたします。

    社員の皆様

    数年前に、一度に複数の社員が退社する事態がありました。

    いろいろなことが重なって起こってしまったことですが、一番に感じたのは、労働環境を整備できていなかったということです。会社は大海原に漕ぎ出す船のようなものです。行き先がわからない船には誰も乗ってくれないでしょう。

    私は会社という船の行き先といえる、この会社にいて将来があるか、ということをしっかりと示せていなかったと反省しています。以来、人事評価制度に関心を持ち、会社の将来像やビジョンを社員一人一人の中に反映できるように考えてきました。社長の仕事は、会社の未来を描くことです。

    しかしながら、中小企業の経営者はプレイングマネージャーになりがちで、なかなかその時間を避けないでいると思います。

    採用や人材育成といった会社の未来を描く、まさしく社長としての仕事に集中するためにも、人事評価制度は助けになると感じています。

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      ※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社
       HRTechクラウド市場の実態と展望2019年度版」より。

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