株式会社ジェイボックス様
- 事業内容
- ハワイアンジュエリーの販売・製作 ジュエリーブランドの運営 ジュエリースクール
- 従業員数
- 8名
- 設立
- 2009年1月
- 所在地
- 関東
- 課題
- 給与が上がる理由が理解できる「仕組み」を必要としていた
人事評価制度を導入した理由を教えてください
「人事評価制度、いる?」従業員に聞いた。「欲しい!」全員が答えた。
我々が人事評価制度を導入したのは、社員が6名の時でした。
「たった6名なのに人事評価制度?」と思う方もいらっしゃるかもれません。私自身、導入するまではそう考えていました。
人事評価制度を導入する前は、給与の決定は私が1人で行っていました。
それでも、全員の給与と会社の業績を向上させることができていたため、自分の感覚を信じてもいました。
社員からしても、少しずつではあるものの給与が上がっていくため、大きな不満は無いだろうと思っていました。
そんな時、ある人をきっかけにあしたのチームに出会い、セミナーに参加したことがありました。「うちは6名だし、まだ人事評価制度は必要ないだろう。
でもせっかくだから、社員にも聞いてみようかな」帰社後、そんな感覚で、社員全員に聞きました。「人事評価制度を入れて欲しいか?」すると驚くべきことに、6名全員が「入れて欲しい」と答えたのです。
彼らは、私=社長の感覚・独断で、全員給与が上がっていく状態ではなく、達成すべき基準があり、給与が上がる理由が理解できる「仕組み」を必要としていたのでした。
導入後の効果・成果を教えてください
成長速度とパフォーマンスが大きく向上。それを生んだのは、「職人の“成果”への意識」。
評価制度を導入したことでまず変化が表れたのは、現場の社員たちでした。
彼らはハワイアンジュエリーを製作する「職人」でもあるため、それまでは「利益」「成果」以上に「質」を大切にしていました。
そんな彼らが、目標の自己設定を通して、「自分の目標を達成する」という「成果」も意識するようになったのです。
初めの目標設定では躓くこともありましたが、あしたのチームの強み“運用おせっかい”で、他社事例を共有いただいたり目標添削をしてもらうことで、「足元の課題を目標にする」「日々の行動に落とし込む」ということが出来るようになりました。
その結果、「自分はこれを頑張れば、評価され、その結果給与が上がる」と理解した 彼らは、それまで以上の速度で成長し、ただ増員するよりも大きなパフォーマンスを発揮するようになりました。
それは同時に質の向上でもあり、まさに「生産性の向上」を実現することができたのです。
制度が風土に。そして生まれていくアイディアたち。
人事評価制度によって「すべきこと」「したらいいこと」が明示され、「こうすれば評価してもらえる」「こうやって頑張ったら良いんだ」というプラスの意識が生まれました。それは同時に“社風”にもなっており、新しい社員の育成にも貢献しています。
ジェイボックスにおいてどのように行動するべきか、目標設定を通して本人も納得できますし、社員1人ひとりが行動で示すことができています。
また、自身のミッションや目標を明確に理解した彼らは、主体性も大きく向上しました。
「目標達成のためには何ができるか。どうしたらできるか」というディスカッションが増え、今では社員発案の新しい事業もスタートしました。
プロの職人の指導・サポートの下、ブライダルリングを手作りできるお店を2016年8月25日にオープンしたのですが、9月1日時点で既に1件予約をいただいています。
今後もこの人事評価制度を通し、社員の成長を後押しするとともに企業として成長し、多くの方にサービスをお届けしていきたいと強く思っています。