人事評価アワード2017 特別賞 受賞企業様

人事評価アワード2017 特別賞 受賞企業

2017年ご導入

株式会社千葉ジェッツふなばし

代表

島田 慎二

※インタビューの内容は取材時のものになります。

株式会社千葉ジェッツふなばし

事業内容
プロバスケットボールチームの運営、および関連商品の企画・販売
従業員数
15名
設立
2010年9月
所在地
千葉県
課題
私がいなくてもPDCAサイクルが回るような仕組みを構築したい

    人事評価制度を導入した理由を教えてください

    設計思想に共感。持続的な成長のため、体系化された評価制度へ

    —人事評価制度を導入した経緯を聞かせてください。

    これまで当社は「理念共有」と「営業成績」を軸にした評価制度を運用していました。

    しかし、この仕組みは私の独学でつくったもの。

    評価の方法として本当に正しいのか、一抹の不安を感じていたんですよ。

    また、私がいなくてもPDCAサイクルが回るような仕組みを構築したいと考えていました。
    そんなときに、あしたのチームの人事評価制度について知る機会がありました。

    実際に話を聞いてみたところ、私たちの設計思想と非常に似ていたんです。

    それは「行動目標」と「成果目標」という2軸を基本にして、インセンティブを組みこめる制度。重視する基本軸が体系化されていたので、導入を決めました。

    —ほかの人事コンサルティング会社のサービスも検討しましたか?

    あしたのチームのサービスに衝撃を受けたので、わざわざ比較検討はしなかったですね。

    それまで「中小企業にフィットする人事評価制度はない」と思いこんでいましたから。
    私にとって、人事評価制度のイメージは両極端だったんですよ。

    大企業が高いコンサルフィーを払ってオーダーメイドで設計するものか、中小企業向けの安価だけど役立たないものか。

    だからこそ、自前でつくっていたのですが、あしたのチームのサービスは手ごろな価格でクオリティが高い。

    「求めていたのはコレだ!」と即決しましたね。

    導入後の効果・成果を教えてください

    四半期単位の目標設定でスポンサー営業が迅速化

    ―新しい評価制度を導入した後の効果を教えてください。

    四半期ごとの目標設定によって、各部署の業務がスピーディーになりました。

    従来の制度では目標設定も評価も年1回。

    サイクルが長いせいで「前半は結果が出なくても、後半にリカバリーすればいい」という風潮があったんです。

    たとえば、スポンサー契約の期間は7月から翌年6月末なのに、7月までに既存顧客の契約更新が終わらない。

    契約期間の半分を過ぎたころに更新するケースすらありました。
    それが今年になって激変しました。

    約300社の既存顧客に対して、7月までに9割以上の契約更新を実現したんです。

    これは確実に新制度の効果。フォーカスする時期とアクション、評価基準が明確になって、営業チームの意識が変わりました。今期は残りの既存顧客をおさえつつ、大口の新規スポンサー獲得をめざします。

    スポーツ業界に「人を大切にする経営」を広めたい

    ―あしたのチームは2017年4月にシステムをリニューアルしました。新サービスなど、今後の期待はありますか?

    進化したシステムやAIなどで膨大な人事評価データを解析し、企業を強くする構造特性を導き出してほしいですね。

    業績優秀者の行動特性を示すコンピテンシーのように、経営全体の観点から望ましい組織の特性もあるでしょう。

    そういった企業成長のカギをみつけて、人事面のサービスに落としこんでほしい。導入企業は約1000社と聞いたので、遠い未来の話じゃありません。

    ―御社はプロスポーツ運営会社として初めて「ISO9001」を取得するなど、スポーツビジネスのリーディングカンパニーです。スポーツ業界における人事評価制度の必要性について、意見を聞かせてください。

    どの業界にも人事評価制度は必要ですが、私たちの業界には浸透していません。その大きな理由は、働きたい人が多いからでしょう。

    “好きなスポーツを仕事にできる幸せ”に経営側が甘えて、従業員を大切にする視点が欠けやすいんです。
    だからこそ、当社が率先して労働環境を整備して、しっかりした人事評価制度を運用していきます。

    また、人事評価の本質は査定ではなく、組織のベクトルを統一し、業績を上げること。

    そういったメッセージを業界全体に伝えて、時代にマッチした産業にしていきたいですね。

    • 人事システム
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      ※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社
       HRTechクラウド市場の実態と展望2019年度版」より。

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    アンバサダー 小泉孝太郎さん